うつ病の症状と他の病気の違いを知る-1-

よく見られるうつ病の症状

 うつ病の主の症状

うつ病は心の症状からだの症状がみられる精神疾患です。主の症状は以下の通りです。

こころの症状

  • 気分が強く落ち込む、憂うつな気分が続く
  • 何をしても楽しくない、喜びや興味の喪失
  • やる気がない・競争が低下する
  • 細かい事でも不安になる
  • 自信がなくなる、自己評価が下がる
  • を受け入れる傾向(罪悪感・無価値感)
  • 集中力や判断力の低下
  • 死について考えることがある(自殺念θ)

からだの症状

  • **眠れない(不眠)**または寝すぎる(過眠)
  • 食欲の低下や増加、それに伴う体重の変化
  • すぐに疲れる、体がだるい、動作が遅い
  • めまい、頭痛、便秘や下痢、肩こりなど身体的な不調
  • 性欲の低下や生理不順

他の病気との違い

うつ病の症状は、他の精神疾患や一時的な気分の不安と共通点もありますが、違いも明らかです。

うつ状態との違い

  • 「うつ状態」は一時的な落ち込みや憂うつな気分が持続する状態で、**うつ病は病気(正式な診断)**として、症状が長く続く日常生活に現れるのが特徴です

適応障害との違い

  • 適応障害は「特定のストレス」によって一時的に抑うつ気分が出ますが、原因がなくなれば回復傾向になり、うつ病は明らかなきっかけなく突然・継続することが多いです

双極性障害との違い

  • うつ病は「うつ状態だけ」が続くのに対して、双極性障害は「うつ状態」と「躁状態(気分の高揚・活動過多)」が繰り返し現れます

統合失調症、不安障害との違い

  • 統合失調症は幻覚や妄想が主症状で、うつ病では見られません。
  • 不安障害は「強い不安」が中心で、うつ病の気分の落ち込みとは違います

うつ病と他の精神疾患・気分の落ち込みの違いは、症状の持続期間・日常生活への苦しみ・原因や経過・特有の症状(幻覚や躁状態など)で見ていくことが大切です。

参考:主な症状一覧

病名主な症状特有の違い
うつ病抑うつ気分、ドキドキ低下、食欲・睡眠障害など長期化して日常生活に続く
双極性障害うつ状態+躁状態(活動的・自信過剰・浪費など)躁状態あり
統合失調症幻覚・妄想、不安、行動異常幻覚・妄想が主
適応障害ストレスに気づく抑うつ気分や不安原因が明確・ストレス終了で改善傾向
一過性うつ状態一時的な気分の憂鬱原因除去や自然に回復しやすい

【注:専門的な診断は医師による相談が必要です。】

うつ病の三大症状

 うつ病の三大症状は、「おっくう感」「憂鬱感」「不安・焦燥感」という精神面の症状が非常に強く見られます。

  • 抑うつ気分:気分が深く憂鬱、憂うつな状態が続いています。
  • 不安:理由のはっきりしない不安感や焦りが強くなる。
  • とても低下:何事にもやる気や興味を学び、日常生活の活動が本気になる。

これに加えて、不眠や食欲の変化、集中力の低下、自己評価の低下などその他の症状が見られることも多いです

なお、「三大症状」は医師や医療機関によって表現や重視される要素に違いがありますが、上記の3点がうつ病の特徴的な核となる症状と考えられています

投稿者 aisalon

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