よく見られるうつ病の症状
うつ病の主の症状
うつ病は心の症状とからだの症状がみられる精神疾患です。主の症状は以下の通りです。
こころの症状
- 気分が強く落ち込む、憂うつな気分が続く
- 何をしても楽しくない、喜びや興味の喪失
- やる気がない・競争が低下する
- 細かい事でも不安になる
- 自信がなくなる、自己評価が下がる
- を受け入れる傾向(罪悪感・無価値感)
- 集中力や判断力の低下
- 死について考えることがある(自殺念θ)
からだの症状
他の病気との違い
うつ病の症状は、他の精神疾患や一時的な気分の不安と共通点もありますが、違いも明らかです。
うつ状態との違い
適応障害との違い
双極性障害との違い
統合失調症、不安障害との違い
うつ病と他の精神疾患・気分の落ち込みの違いは、症状の持続期間・日常生活への苦しみ・原因や経過・特有の症状(幻覚や躁状態など)で見ていくことが大切です。
参考:主な症状一覧
病名 | 主な症状 | 特有の違い |
---|---|---|
うつ病 | 抑うつ気分、ドキドキ低下、食欲・睡眠障害など | 長期化して日常生活に続く |
双極性障害 | うつ状態+躁状態(活動的・自信過剰・浪費など) | 躁状態あり |
統合失調症 | 幻覚・妄想、不安、行動異常 | 幻覚・妄想が主 |
適応障害 | ストレスに気づく抑うつ気分や不安 | 原因が明確・ストレス終了で改善傾向 |
一過性うつ状態 | 一時的な気分の憂鬱 | 原因除去や自然に回復しやすい |
【注:専門的な診断は医師による相談が必要です。】
うつ病の三大症状
うつ病の三大症状は、「おっくう感」「憂鬱感」「不安・焦燥感」という精神面の症状が非常に強く見られます。
- 抑うつ気分:気分が深く憂鬱、憂うつな状態が続いています。
- 不安:理由のはっきりしない不安感や焦りが強くなる。
- とても低下:何事にもやる気や興味を学び、日常生活の活動が本気になる。
これに加えて、不眠や食欲の変化、集中力の低下、自己評価の低下などその他の症状が見られることも多いです。
なお、「三大症状」は医師や医療機関によって表現や重視される要素に違いがありますが、上記の3点がうつ病の特徴的な核となる症状と考えられています。