うつ病アドバイザーの診断の手順について

 うつ病アドバイザーは「診断」はできませんが、受験への橋渡しや状況整理のため、以下のような手順でうつ症状の聞き取りやサポートを行います。

うつ病アドバイザーが行う聞き取りの手順(例)
主な気分の変化の確認

おっくう感(やる気がない、動くのがつらい)

憂鬱感(いつも気分が沈んでいる、気が晴れない)

日常生活への影響を具体的に質問

食欲や睡眠に変化はある(追加、不眠、中途覚醒など)

仕事・家事・趣味など普段できていたことが消えていないか

身体的な不調の存在

疲れやすさ、体の重さ、頭痛や肩こりなど、身体の症状として現れていないか

思考や刺激の変化

集中力が続かない、決めるごとができない、ミスが増えた

「自分を責めてしまう」「無価値に感じる」などの自己評価の低下

期間、きっかけ、経過に注目

いつからその状態が続く

大きなストレスやイベントがあったか

徐々に進んでいませんか

危険標識の有無

「死にたい」「消えたい」といった発言・考えがある場合は、まさかの医療機関受験を勧める

本人の違和感ごと・希望を尊重

何が一番困っているのか

いずれサポートを希望しているか

挑戦や相談についての抵抗感や不安がないかを確認

ポイント
共感と傾聴:批判や決めつけはせず、本人の気持ちを受け入れながら確認することが大切です。

挑戦につなげる:深刻な症状の場合は「診断は医師だけができる」「早めの参加が重要です」と優しく伝えましょう。

アドバイザーは「症状の整理」「医療につなぐ動機付け」を担っております。診断や治療は必ず医師が行います。

投稿者 aisalon

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