心療内科で行われるうつ病治療の主な方法-カウンセラーが伝えたい回復へのステップ
心療内科で行われるうつ病の治療
うつ病と診断されたとき、「どんな治療をするのだろう」「本当に治るのかな」と不安を思いより多いと思います。心療内科で行われるうつ病の治療は、多角的なアプローチで患者さんに合った方法が選ばれるの特徴です。
今回は、うつ病カウンセラーの視点から、主な治療方法とそのポイント、安心して治療するためのヒントをまとめます。
1.薬物療法-脳の働きをサポートするお薬
- 主に「抗うつ薬」や場合によっては「抗不安薬」「睡眠薬」などを処方します。
- 症状や体質に合った薬が選ばれます。
- 薬の効果が現れるまで数週間かかることもありますが、焦らず続けましょう。
薬は不安なことや副作用があれば、必ず医師や薬剤師に相談してください。
2.心理療法(カウンセリング)-心の整理と対処力アップ
- 悩みや考え方のクセを整理したり、ストレスへの対処法を一緒に考えたりします。
- 認知行動療法(CBT)など、科学的に効果が認められている手法も多く用いられます。
- 「誰かに気持ちを聞いてもらう」ということ自体が大きな安心につながります。
3.環境調整・生活指導-生活リズムの見直し
- 無理なくできる範囲で日常生活のリズムや働き方を調整します。
- 休職や療養を推奨されることもめずらしくありません。
- 「頑張りすぎない生き方」「休む勇気」を持つことも、素晴らしい治療の一部です。
4.家族や周囲のサポート
- 家族や身近な人の理解と協力が回復を後押しします。
- 医師の許可があれば、家族との面談や説明の場を設けたりもします。
まとめ
うつ病の治療は「薬だけ」「話すだけ」ではなく、複数の方法を組み合わせて、あなたのペース・状態に合わせて考えてみます。
最初は不安や戸惑いもあると思いますが、焦らず、気づかないことや心配なことは遠慮なく医師やカウンセラーに相談しましょう。
「一人ではない」という安心感を持って、一歩ずつ回復への道を進んでいきましょう。
うつ病カウンセラーのひとことアドバイス