心療内科を受験する前に大切にしたい患者さんの心掛け-うつ病カウンセラーのアドバイス
心療内科を受診するときに心掛けておきたいポイント
「どんな話をしてもよいのか」「本当に受診する必要があるのか」と迷い、不安を感じている方も多いのです。
今回は、心療内科を受診するときに心掛けておきたいポイントを、うつ病カウンセラーの視点でご紹介します。
1. 「上手に話さなきゃ」と気を使わず、感じたままで伝える
医師の前で上手い話になる方も多いですが、言葉がまとまっていなくても大丈夫です。
・今感じているつらさ
・最近あった出来事
・思い当たる変化
とりあえずのことでも、あなたの言葉で大丈夫です。無理に耐えたり遠慮はしないでください。
2.自分のペースで受診し、無理に治そうとしないこと
治療は「頑張って耐える」ものではありません。焦らず、今の自分の状態や気持ちを受け入れながら、少しずつ進んでいくことが大切です。
「今日の自分はここまででいい」と思いついたペースで検討してください。
3.医師への疑問や不安も正直に伝えて良い
「こんなこと聞いてもいいのかな?」と思うことこそ、遠慮なく質問しましょう。自分が納得し、安心して治療を続けるためにも、不安や疑問は医師にきちんと伝えるのが大切です。
4.受診できた自分をしっかり褒めてあげよう
最初の挑戦、自分から心の不調を専門家に伝えに行く――それ自体がとても大きな勇気です。
まとめ
心療内科を受診する時は、「うまく話さなくては…」と気負う必要はありません。自分自身の心と体の声を信じて、そのまま伝えることが大切です。
鬱病を解消する治療に挑戦できる自分を肯定し、少しずつ「安心できる場所」を見つけていきましょう。