職場でうつ病が発症した際、会社を休職するためには医師の診断書が必要になります。ここでは、診断書をスムーズにもらうための手順や注意点をわかりやすく解説します。
休職診断書を取得する基本手順
１．就業規則の確認
まずは社内規定で診断書の提出方法や必要事項を確認しましょう。企業により指定書式や提出フローが異なることがあります。
２．医療機関を予約・受診
心療内科や精神科に予約し、「診断書が必要」「休職を検討している」旨をあらかじめ伝えて受診します。不安が強い場合は家族の同伴も可能です。
３．医師の診察・相談
診察時には「仕事ができないほどのつらさ」「不眠・食欲不振などの症状」「仕事や生活への影響」を具体的に医師へ説明します。症状や困りごとをメモして持参するのも効果的です。
４．休職診断書の依頼
医師に「会社の休職手続きに提出が必要」と伝え、診断書の発行を依頼します。クリニックによっては即日～数日で発行されますが、発行までに日数がかかる場合もあるため要確認です。
５．診断書の受け取り・提出
診断書を受け取ったら、速やかに会社の上司や人事担当に提出します。就業規則に従い、所定の手続き（休職届など）と合わせて提出しましょう。
オンライン診療で診断書を取得するメリット
- 通院不要・待ち時間なし
自宅など好きな場所から受診でき、体調が優れないときも安心して利用できます。院内で長時間待つ必要がなく、身体的・心理的な負担を大幅に減らせます。 - 時間・交通費の節約
外出が難しい場合や遠方に住んでいる方でも、自宅で診療が可能なため、交通費や移動時間の節約になります。 - 診断書は最短即日発行も可能
医療機関によってはオンライン診療後、その日のうちに診断書を発行できる場合もあります。電子データでの受け取りや郵送対応もあり、柔軟です。
オンライン診療で診断書を取得する際の注意点
- 初診時は対面診療を勧められるケースが多い
多くの医療機関では、初診時は状態把握のために来院を求められる場合が多く、オンライン初診での診断書発行は原則難しいことがあります。発行可能かどうか、必ず事前に確認してください。 - 診断には十分な情報が必要
症状や経緯、治療の希望などを具体的に説明できていない場合や、医師が十分な判断材料を持てない場合には、診断書発行を断られる可能性があります。 - 医療機関ごとの発行対応・費用が異なる
診断書の発行や費用、受け取りの方法・日数は医療機関ごとに異なります。受診前に必ず公式サイトや電話などで確認しましょう。
まとめ・アドバイス
オンライン診療は、体調不良時やできるだけ早く診断書が必要な場合に便利でおすすめです。しかし、発行可否や条件、費用、受け取り方法は必ず事前に医療機関へ確認をしましょう。症状が重い・緊急の場合や、申請先から「対面診療の診断書」が必要とされる場合は、速やかに直接医療機関を受診しましょう。