時代・国家から見るうつ病の傾向

時代・国家から見るうつ病の傾向

時代別の傾向

  • 20代・30代
    日本では夏、若年層(10代~30代)におけるうつ病や「心の病」の増加が増加しています。2025年の調査では、10代・20代での割合が約30%を超え、40代(約29.6%)をわずかに超えています。特に20代の発症率は10年前より約1.5倍に増加しているとの指摘もあり、就職後数年が大きなリスク時期です
  • 40代
    各統計で「働き盛り」と言われる40代は、男女ともに発症者が多い世代です。
  • 60代~70代以降(老年期)
    女性は高齢期(60代後半~70代)でも発症率が増加傾向があり、老年期のうつ病のピークがこの時期にあります
  • 統計全体の動向
    50代を回避すれば、時代間の比率差は全体的に縮小なり「うつ病は全時代の共通課題」となっています。

アメリカによる傾向

  • 女性のほうが罹患率が高い
    日本でも世界でも、うつ病の有病率は女性が男性のおよそ2倍(男女比1:2)です。これは10代から70代以上まで各年代で認められる傾向です
  • 世代別の特徴的な性質の違い
    • 40代と60代~80代で、男女差が特に大きくなります
    • 女性の場合、思春期、妊娠・出産、更年期など「女性ホルモンの影響」と「社会的配慮」の重なりによる発症リスクが懸念されます
    • 女性には「月経前不快気分障害(PMDD)」「産後(周産期)うつ」「更年期うつ」などライフイベントに関連した特有のうつ病が見られます
  • 理由
    • 女性は社会的役割の複雑さ、環境変化、ホルモン変動など生物学的・社会的両方の被害を受けているため罹患率が高くなっています

まとめ

  • うつ病は全時代で「誰でも一歩踏み出せる」。
  • 今年は若年層の増加女性のリスクの高さが特徴です。
  • 40代・老年期の女性で大きなピーク。
  • 社会的ストレスや診断の普及も全世代増加傾向を後押し。

参考情報(表)

年代特徴・傾向差差
10代~20代急増、社会問題化。30%超/40代と並ぶ女性>男性。生活変化やプレッシャーの影響
30代増加傾向、30代は最も多い報告も女性>男性
40代働き盛り、男女ピーク男性が一番多い。女性も高い
50代やや低下女性>男性
60~70代老年期のうつが増加。高齢女性に多い。女性ピーク。 更年期・役割変化

うつ病は、性別・時代によって発症傾向や背景は異なりますが、全世代・全人種で注意が必要な心の病です

投稿者 aisalon

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